行事予定

第41回ぎふ市民健康まつり

岐阜市医師会としての取り組み

令和5年11月19日の10時から15時半まで岐阜市文化センターと柳ケ瀬グラッスル35にて第41回ぎふ市民健康まつりが開催されます。コロナ禍のため4年ぶりの開催となります。 コロナ感染症との闘いはまだまだ続いていますが、多くの方が日常生活を取り戻しコロナ感染症との両立を図っています。今後も必要な時はマスクをし、密を避け、ワクチンなどによる免疫獲得が必要ですが、普段から健康的な生活を送り、感染症に負けない丈夫な体を作ることも大切です。健康まつりに参加していただいて健康に関する知識を増やしてもらえたらと思います。午後から各専門医による健康医療相談を設けております。(内科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、婦人科) 普段、健康や病気について疑問に思っていることなど、なんでもお尋ねください。 また、個々のテーマに特化したコーナーとして、ロコモチェック・相談コーナー、B型・C型肝炎コーナー、肺の生活習慣病 COPDコーナーも設けます。

ロコモチェック・相談コーナー

令和元年の厚労省の発表によりますと、要介護になる原因は1位が認知症で全体の18.1%、2位が脳血管疾患で15.0%、3位が高齢による衰弱で 13.3%、4位が「転倒、骨折」で13.0%、5位が「関節疾患」で11.0%とあります。ここで、4位と5位の転倒、骨折と関節疾患を合わせると24.0%となり、1位の「認知症」の18.1%を超えます。つまり、運動器の障害が要介護の主な原因となり、高齢者の生活の質を著しく低下させているといえます。では、運動器の障害を予防するにはどうしたらよいのでしょうか。それには、筋力の維持、増加が大切で、要介護状態や寝たきり予防に効果があるということが最近わかってまいりました。「ロコモーティブ・シンドローム」という言葉がありますが、これは運動器の障害により介護が必要となる危険性の高い状態のことをいいます。このロコモについて知ってもらい予防してもらうために、専門医によるロコモチェック、相談コーナーが開かれます。

B型・C型肝炎コーナー

ここ数年で治療法が格段に進歩し飲み薬だけで治るようになったC型肝炎や、飲み薬で病気の進行を抑えられるB型肝炎についてのコーナーです。飲み薬は高額ですが医療費の助成制度があり、自己負担を少なくして治療を受けることができます。また、肝炎は血液検査をしないと早期発見はできませんが、検査を無料でうける制度もあります。専門医がB型・C型肝炎についてわかりやすく説明します。

肺の生活習慣病 COPDコーナー

COPDとは従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。タバコの煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病です。 40歳以上の人口の8.6%、約530万人の患者が存在すると推定されています。専門医から詳しい説明が聞けます。 年に一度のこの機会に、多数の市民の皆様のご来場を心からお待ち申し上げております。

日時 令和5年11月19日(日)
10:00~15:30(受付終了 15:00)
場所 岐阜市文化センター
1階 催し広場
柳ヶ瀬グラッスル35
1階 Gテラス
3階 岐阜市柳ヶ瀬健康運動施設 「ウゴクテ」
主催 ・岐阜市医師会
・岐阜市歯科医師会
・岐阜市薬剤師会
・岐阜県歯科衛生士会岐阜支部
・岐阜県臨床検査技師会岐阜地区
・岐阜県栄養士会岐阜市支部
・岐阜市食生活改善推進協議会
・岐阜県作業療法士会
・岐阜県言語聴覚士会
・岐阜県理学療法士会岐阜支部
・岐阜県診療放射線技師会岐阜地域
・岐阜県歯科技工士会岐阜支部
・岐阜市
内容 ・健康医療相談(午後1時~3時)
・ロコモチェック・相談コーナー
・B型・C型肺炎コーナー
・肺の生活習慣病 COPDコーナー
参加費 無料
お問い合わせ ぎふ市民健康まつり運営会議事務局
(岐阜市健康部健康増進課内)
TEL:058-252-7193