令和7年10月19日の10時から14時半まで岐阜市文化センターにて第43回ぎふ市民健康まつりが開催されます。毎年秋の日曜日に岐阜市と医師会をはじめ各健康関連団体が協働して、体験を通して健康に対する知識、理解を深めてもらおうというコンセプトのもと開催されています。
医師会としては、個々のテーマに特化したものとして、ロコモ相談コーナー、肺の生活習慣病 COPDコーナー、B型・C型肝炎コーナー、移植医療展示コーナーを設けます。
令和4年の厚労省の発表によりますと、要介護になる原因は1位が認知症で全体の16.6%、2位が脳血管疾患で16.1%、3位が「転倒、骨折」で13.9%、4位が高齢による衰弱で 13.2%、5位が「関節疾患」で10.2%とあります。ここで、3位と5位の転倒、骨折と関節疾患を合わせると24.1%となり、1位の「認知症」の16.6%を超えます。つまり、運動器の障害が要介護の主な原因となり、高齢者の生活の質を著しく低下させているといえます。では、運動器の障害を予防するにはどうしたらよいのでしょうか。それには、筋肉量と筋力の維持、増加が大切で、要介護状態や寝たきり予防に効果があります。「ロコモーティブ・シンドローム」という言葉がありますが、これは運動器の障害により介護が必要となる危険性の高い状態のことをいいます。このロコモについて知ってもらい予防してもらうために、整形外科専門医によるロコモ相談コーナーが開かれます。
従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病です。40歳以上の人口の8.6%、約530万人の患者が存在すると推定されています。肺活量、肺年齢の測定が行われ、呼吸器内科専門医から詳しい説明が聞けます。
近年治療法が格段に進歩し飲み薬だけで治るようになったC型肝炎や、飲み薬だけで病気の進行を抑えられるようになったB型肝炎についてのコーナーです。飲み薬は高額ですが医療費の助成制度があり、自己負担を少なくして治療を受けることができます。また、肝炎は血液検査をしないと早期発見はできませんが、検査を無料でうける制度もあります。消化器内科専門医がB型・C型肝炎についてわかりやすく説明します。
岐阜県アイバンク・臓器移植推進財団により、角膜移植をはじめとする移植医療に関して正しくご理解いただけるようパネル・ポスターが展示され、臓器移植について学びながら遊べる「すごろく」も実施されます。
また、本年も例年通り午後(13時から)各専門医による健康医療相談コーナーを設けております。(内科、内科・女性外来、外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科)普段、健康や病気について疑問に思っていることわからないことなど、気兼ねなくなんでもお尋ねください。
年に一度のこの機会に、多くの市民の皆様のご来場を心からお待ち申し上げております。
日時 |
令和7年10月19日(日) 10:00~14:30(受付終了 14:00) |
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場所 |
岐阜市文化センター 1階 催し広場 |
主催 |
・岐阜市医師会 ・岐阜市歯科医師会 ・岐阜市薬剤師会 ・岐阜県歯科衛生士会岐阜支部 ・岐阜県臨床検査技師会岐阜地区 ・岐阜県栄養士会岐阜市支部 ・岐阜市食生活改善推進協議会 ・岐阜県作業療法士会 ・岐阜県言語聴覚士会 ・岐阜県理学療法士会岐阜支部 ・岐阜県診療放射線技師会岐阜地域 ・岐阜県歯科技工士会岐阜支部 ・岐阜市 |
内容 |
・骨密度測定体験コーナー ・歯みがき指導コーナー ・脳年齢チェックコーナー |
参加費 | 無料 |
お問い合わせ |
ぎふ市民健康まつり運営会議事務局 (岐阜市保険衛生部 健康づくり課 内) TEL:058-252-7180 |