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キャンパスライフ

生徒の声

就職後3年目を迎えて


令和3年度卒業生 渡 智哉
医療法人清友会 笠松病院

就職後3年目を迎えて

 私は中学校卒業後、医療とは全く関係のない仕事をしていました。しかし、母が看護師をしていたこともあり、子供の小学校入学を機に自分も新しい挑戦をしようと思い、准看護学校(Bコース)へ入学しました。入学時は愛知県に住んでおり、授業開始が午後からという環境であったため、ライフスタイルに合った生活ができた上に准看護師資格を取得できた事に感謝しています。入学当初は、男子学生が1割程度ということで「孤立するかもしれない」と不安がありましたが、男女関係なくお互いに助け合いながら学ぶことができました。臨地実習では、初めて実際の患者さんと接することにより生じる課題が出てきます。しかし実習中は担当の先生が毎日実習先へ訪問し、患者さんとの関わり方や、学習方法を相談することができたため、悩みや不安もタイムリーに解決できるように支えていただきました。
 現在私は、ステップアップを目指し3年間の実務経験のため笠松病院で働いています。
 准看護学校で学んだ知識・技術・態度を基に、更に笠松病院で卒後教育を受けることにより、卒業後すぐに准看護師として働くことができました。そのため、少しでも看護に興味がある方は挑戦してほしいと思います。そして入学後、たとえ辛い事もあっても、やり遂げた時には必ず成長も感じられるので、諦めずに頑張ってください。卒業生として応援しています。
 私は今年で就職後3年目になるため、来年の春には母校の進学コースを受験し、看護師になる夢を達成したいと思っています。

准看護師として


令和5年度卒業生 橋本 まゆみ

准看護師として

 私は10年間ほど診療所で働いていました。当時は、まさか准看護師免許の取得を目指して学校に入学するとは思っていませんでした。
 准看護師を目指すことになったきっかけは、新型コロナウイルス感染症の流行により、人との接触を極力避けて過ごすなど生活様式が変化していく中で、何かできることはないかと思ったことです。そこに、診療所で一緒に働いていた准看護師さんよりかねてから勧められていたことも重なり、入学の決断をしました。
 久しぶりの学生生活や勉強についていけるか等の不安も、年齢に関係なく同じ目標をもったクラスメイトと励まし合いながら、乗り越えることができました。
 この2年間で個別性を重視した看護の大切さを学びました。実習では、一人の患者さんと向き合いますが、働きだすと複数の患者さんに向き合うことになります。一人の患者さんに長い時間をかけてコミュニケーションを取り、情報収集することが難しくなるため短い時間で患者さんの変化に気付き、何を必要としているのか膨大な知識や経験が必要になると思います。
 准看護師免許の取得後、看護師を目指し進学するか、准看護師として働くか、進路に迷いましたが、私は早く現場に出て、知識や経験を得たいという気持ちが強くなり、准看護師として働くことを選択しました。
 さらに、知識や経験を積み重ねていくだけではなく、患者が自分の気持ちや意見を素直に表現できるような関係を築ける准看護師を目指し、これからも学びを深めていきたいと思います。准看護師として、しっかり働いていけるか不安は尽きませんが、この2年間、目の前のことに一つ一つ乗り越えてきたことを自信にして、これからも進んでいきたいと思います。

夢を見つけた私


新2年生 谷口 優

夢を見つけた私

 私は高校を卒業してすぐ岐阜市医師会准看護学校に入学しました。私は女性でも長く活躍できる仕事、かつ資格を持てる仕事が良いという漠然としたものしかなく、具体的にどのような職につきたいというものはなく、進路に迷っていました。身近に医療従事者が多くおり、どのようなことをしているんだろうという興味と、2年過程で卒業という事に惹かれ、入学を決意しました。
 入学し、待ち受けていたのは専門用語ばかりの授業と演習です。初めは全く慣れない言葉ばかりで困惑しましたが、クラスの仲間と復習したり問題を出し合うことで慣れていきました。今でもテスト直前や自由な時間にはクイズ形式で問題を出し合い復習をしています。何度も復習することが知識の定着への近道です。
 演習では、ただやり方を教わるだけでなく、なぜこうするのかという理由を考え、自分たちが実際に経験をして患者さんの気持ちを考える機会が多くあります。ただやるだけなら誰にでも出来ますが、過程の必要性を考えることが患者さんへの気持ちの理解や安全を守ることに繋がると学びました。
 1年生では6週間の実習があり、そのうち3週間は患者さんを受け持った実習があります。
 初めてのことで不安でしたが、事前学習やアドバイスなど先生方の手厚いサポートにより看護に向き合うことが出来ました。
 私は実習を通して実際に患者さんに触れて、確かに大変なこともありますが「ありがとう」と直接言って貰える仕事は少ないと感じました。医療従事者の中でも1番長く患者さんと接する時間があるのは看護師です。看護師だからこそできることがたくさんあると感じています。安心して命を預けて貰えるようになりたい、もっと勉強したいと思い進学を考えています。この気持ちを忘れずに2年生の15週間の実習も頑張ります。